昨日は某楽器メーカーY社の仕事研究セミナーなるものに出席してきました。
入社3年~5年という若手社員の方と直に話す機会というのも貴重なもので
実際どのような仕事をしているのかということの説明を受けたり、
学生からの質問に答えて下さったりと、その会社について
今までは知らなかった部分も垣間見ることができたように思います。
感動したのは、その会社のことをもっと知ることができたことかというと
実はそうではなくて(もちろんそれもそのひとつですよ)
昨日行ったコンサートのことです。
吹奏楽団の現役時代にお世話になった国木先生から
「Tuba Group S's 3rd Concert」というコンサートに出演するから見に来ないか
というメールを頂き(本当は後輩に届いたんです)、
上記に挙げた就職活動で東京に行く用事があったので、
そのついでに、というつもりで演奏会を見に行きました。
「Tuba Group S's」とは何かというと、
東京ミュージック&メディアアーツ尚美の講師をされている佐野日出男さんが主宰する、
佐野さん自身とその門下生(と何か関係がある人)によるTuba Player集団のことです。
佐野日出男さんといえば、トレイルブレイザーズ・テンピースブラスのメンバーであり、
TADウインドシンフォニーのメンバーでもあり、日本ユーフォニアム・テューバ協会の
理事でもあり、世界の著名オーケストラのメンバーを集めたスーパーワールドオーケストラ
(もう名前からして凄い…)のメンバーでもあり、という日本を代表するTuba奏者です。
佐野さんを筆頭に、Tuba奏者として活躍されている6人が一堂に会して、
各人がPfとのデュエットやTuba Soloを、また四重奏、そして六重奏を演奏して下さいました。
Tubaだけ(Pfもありましたが)の演奏会に足を運んだのは初めてで、
それも誰もが上手いとなれば、その感動はより程度も増すというものです。
なかでも佐野さんの演奏にはなんとも形容しがたいほど感動してしまいました。
これがTubaの音かというほどに透き通るような高音と、粒のはっきりした早いパッセージ、
そして息が楽器に無駄なく伝わっている感(よくわからない表現だね)。
こういうのを「プロ」っていうんだ、というのを感じることができました。
いや~感動した。
プロの演奏を聴いて感動するのは当然だとして、
それじゃこれから自分が上手くなるにあたって
どうすればいいかということを考えたときに、
その感動した音にいかに近づくことができるか、
というのを考えながら練習するといいらしいですね。
限りなく遠い道ですが、まだまだ降りる気はありませんよ。
(なんかかっこいいこと言ってるな)
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